我流毛筆の会は詩人であり「書」に関する著述家であった疋田寛吉先生の著作「我流毛筆のすすめ」に共感した者が先生をお訪ねし、初めて毛筆を握ったことが始まりでした。
先生がお亡くなりになった後、手本を持たず誰からも書法を習わず、ただひたすら書き続けながら自分との対話の中で自分の「書」をみつけることを続けてきました。
1986年から集まり散じてメンバーは変わりましたが、今もなお先生のおっしゃった
“そつなく見栄え良く書かれた「書」いかにも手慣れて達筆風に書き流された「書」を排し、ひとそれぞれの気性に良く似通った他人に模倣出来ない筆跡であって、同時に何かしら面白いところがうかがわれる「書」を評価する。「書」の美醜ではなく、「書」にあらわれたその人の投影が問題である。”
を胸にそれぞれが自分の「書」を目指し、筆を握っています。
我流毛筆の会
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