はじめに
私たち「我流毛筆の会」は、手本を持たず師を持たず、他の作品を模すことを排し
ただひたすら自らの「書」を書く。
上手でなくても良い自分なりの良い「書」を書きたい。
そんな思いの仲間が集まる「書」のグループです。

2011年3月11日東北大震災を目の当たりにし復興に関し、
私たちに一体何が出来るか考えました。
伝えられる様々な現地の情報を通じ被災地の子供達の情況に心を痛めました。
何か子供達にできることは無いか。
「書」を通して子供達に触れ、少しでも彼らが元気を
取り戻すきっかけにならないかと考えました。

2011年8月22日石巻市教育委員会のお力添えを得、
石巻中央公 民館で「石巻 子供我流毛筆の会」を開きました。
まだ公民館には被災された方々が避難されていらっしゃいました。
会場は集まった子供達の元気な声に溢れ力に満ちたのびのびとした
素晴らしい「書」が山のように生まれました。
どんな環境にあっても子供達の持つ生き生きとした真っすぐな力に私たちは驚き、
感激し、これこそ「我流の書」子供は我流の書の天才だ!と思いました。

この素晴らしい「書」を一人でも多くの人々に観てほしいという思いで
2012年東京銀座タチカワブラインドギャラリー・岡山県文化センター・
石巻ナリサワギャラリーで「石巻子供我流書展」を開催、
多くの方々に観ていただき様々な心温まる感想をいただきました。

私たちは震災を経験した子供達が成人になる頃まで
この活動を続けたいと考えています。
このホームページを通して活動報告をお伝えすると共に皆様からのご意見ご感想をいただき大きな交流の場にしたい。
そして此の会へのご支援をいただきたいと思っています。
どうぞ、これらの主旨をご理解いただきお力添えいただけること願っております。